はてなブログというものは、基本的にGoogleアドセンスやその他GoogleのSEOツールと相性が結構悪いです。
これによって、本来なら収益化できる内容にもかかわらず、アドセンスが通らないという事が多々あります。
自分自身10回以上落ち、その後色々なサイトやSEOツールを使っていく中で、サイトの停止ループから抜け出す考え方と方法が見つかったのでここに書いていきます。
目次
アドセンスの申請の前にやらなければならないこと
ここでは、自分が申請していく中で気づいたこと以前に、そもそもしなければならないことを列挙していきます。
www付きへのリダイレクトの確認
独自ドメインではなく、はてなブログ無料版やドメインを習得せずにPro版を使っている人には関係ない話なので、読み飛ばしてもらって結構です。
まずはwww付きへのリダイレクトの確認をしましょう。リダイレクトの設定をしていないという方は、ここでその説明もしますので、読み進めていってください。
基本的に、Googleのアドセンスの審査をしているbot(ここからは審査botと呼びます)は、上位のURLから下位のURLに巡回していると思われます。
なので、上位のURLが接続不可能だとサイトの停止または利用不可になる可能性があります。
たとえば、このサイトであれば、
が一番上位のURLですが、このURLを踏んでもらえばわかるように、ここを踏むと
このサイトのトップページ(https://www.umatona.com/)にリダイレクトされるようになっています。
はてなブログは独自ドメインといっても、サブドメイン(このサイトでいえばwww)が必須になっているので、サブドメインのついたトップへリダイレクトしなければなりません。
リダイレクトの仕方
ここからは、自分がドメインを習得したお名前.comのやり方に沿って操作をしていきます。
まずはお名前.com Naviにログインします
お名前.com Naviログイン|ドメイン取るならお名前.com
ドメイン設定の欄からネームサーバーの設定、そこから
”DNS設定/転送設定-ドメイン一覧”を開き、ドメイン名を選んでから次へをクリックします。
すると、一番下に”URL転送を利用する”という欄があるのでそこからURL転送を設定していきます。
すると、こういう画面が出てくるので、私がやってるものを例にしてやってみてください。
具体的には、転送元URLには何も入れないでください。そして、www.転送設定は”www.なしのみ”を選択。
転送先URLは自分のサイトのトップページにしてください。このサイトでいえば、
となります。
下のほうもこの画像の通りにやってもらえば大丈夫です。
この処理をするには100円かかりますが、その後の利益を考え、先行投資として考えましょう。
これでリダイレクト設定は完了です。
審査用のコードをはてなブログに貼り付ける
これは当然のことなのですが、一応確認しておきましょう。
アドセンスに申し込むときに、タグが表示されますが、それをしっかりはてなブログ側に貼り付けましょう。
貼り方は、審査用コードをコピ→はてなブログの設定→詳細設定→headに要素を追加→ペースト
まあこれは普通に一度申請している人なら確実にできていると思います。もし、出来ていなかったら申請前のコードの確認の時にエラーがでるはずです。
さて、ここまでやれば、普通はアドセンスに申請すれば中身を見てもらえるはずです。
しかし、はてなブログではこのまま申請すると”サイトの停止または利用不可”ループに陥ることが多いです。
自分もそれによって何回も引っかかったのでこれを見ている人のもどかしい気持ちもわかります。
しかし、自分もそのループから脱出できました。また、申請に落ちる中で色々なことに気づきました。
サイトの停止によってアドセンスが通らない人が通る方法と考え方
ここまできてやっと本題です。前項の問題は確認しましたか?ここからは本質的に、なぜはてなブログは審査botに存在しないように見えるのかを考察していきます。
1,明らかにサイトが重すぎる説
まずはここでサイトのスピードを調べてみましょう。そこで調べると、カスタムCSSなどを導入してカスタムに凝っている人は基本的に遅くなるはずです。
他のブログに比べて明らかに遅いので、これが原因の一つとして考えられます。
解決策
解決策は色々あるのですが、まずはCSSのカスタムをデフォルトに戻しましょう。また、デザインもminimalistなどの軽いデザインにして、極力PageSpeed Insightで40くらいは出るようにしましょう。
なぜ40かというと、自分がアドセンスに通った時の数値が45程度だったからです。
あと、自分は審査用コードの前に<head>と入力していました。これに意味があるかは不明ですが、審査用コードの前に<head>と入力することによって、審査botがすぐに審査用コードを見つけてくれるかもしれないと考えたからです。
実際、読んでいる方自身が自分ののはてなブログを開いてソースコードを確認(ctrl + u)してもらえばわかるのですが、審査用コード直前に<head>タグがあるわけではないです。
つまり、審査botはすぐにコードを見つけられず、審査するサイトがどれなのか分からなくなるかもしれないのです。
もちろん、これを対処したからといって、絶対に通るとは言えません。
しかし、この問題は複数の問題が相互に作用しあって起きているバグだと思われるので、少しでも問題を少なくすることが解決への近道なのは間違いありません。
2,リダイレクトを認識してもらっていない、またはクローラーがサイトにたどり着けていない説
これは今の所どこのサイトにも載っていない情報かもしれません。
はてなブログから独自ドメインに移行できない問題
すこし話が逸れますが、本質的なことを話していくのでご容赦願います。
ここを見ている人の中には、はてなブログProの方もいれば、はてなブログ無料版の人もいるでしょう。
はてなブログProの人は、独自ドメインを使用してブログ運営をしている人もいると思います。独自ドメインに移行するときにSearchConsoleを使用してGoogleにサイト移転を知らせることをするのが一般的なのですが、そこでサイト移転を知らせようと設定したときに悲劇は起きました。
リダイレクトの設定などははてなブログ側がやってくれるので、基本的にSearch Consoleに新旧のURLを打ち込むだけです。しかし、やってみると、こんなエラーが表示されました。
yamasan4.hatenablog.com(前のURL)ページを習得できませんでした
完全にリダイレクトも滞りなくできている中でのこの表示。これ自身は既知の問題でSearch Console ヘルプに同様の問題が多数寄せられています。
はてなブログのPro移行に伴う独自ドメイン取得後の301リダイレクトとSearch Consoleのアドレス変更について - Search Console ヘルプ
この現象の原因は何らかの原因でクローラーがページにたどり着けていない可能性が高いと考えられます。つまり、クローラーがたどり着けばサイト移行ができる可能性が高いです。
ここで、この記事の主題に戻りましょう。それは、”サイトの停止または利用不可”によって、アドセンスが通らない人が通る方法と考え方です。
”サイトの利用停止または利用不可”
この問題は根本的には上述した独自ドメイン移行の際にクローラーが元のサイトにたどり着けない問題に似ています。
つまり、上述のことを解決する方法が”サイトの停止”ループにはまっている人を助け出す手立てになる可能性があるという事です。
クローラーがサイトにたどり着くようにする方法
世の中とは理不尽なもので、いろいろな人が”サイトの利用停止”ループにはまる中で、一発で通る人もいます。そして、数を打つことによってやっと通る人もいます。
これは、全く対策を施さなくても通る人もいるという事を意味します。
つまり、可能性の問題です。クローラーがちゃんとたどり着いて、中身を審査してもらえれば、内容さえしっかりしていれば通ります。
だから、その可能性をあげることが一番の近道です。
その方法は、クロール頻度を上げることです。
実際自分はクロール頻度を上げてアドセンスにも通りましたし、アドレス変更もできました。
クロール頻度の上げ方
まず、Search Consoleにアクセスします。
メニューの中に、”以前のツールとレポート”という欄があるのでそこから”詳細”をクリックします。
すると、小さなウィンドウにヘルプが表示され、そこの中にクロール頻度の設定というものがあります。それをクリックすると、クロールの頻度が設定できます。
そこを確認すると、明らかにクロールの頻度が少ないことが分かります。Googleからすると非推奨の行為となるのでしょうが、一時的にそのクロールの頻度を最大にしておきます。
すると、クロールの頻度が上がるので、数打ちゃ当たる戦法で何とかなります。もちろん断言はできませんが。
まとめ
はてなブログは明らかにサイトが重かったりし、それがGoogleの審査botのクロールが上手くいっていないのかもしれない。また、クロールの頻度を上げてやることによって、数を打って当てるという戦法を取ることもできる。