最近のトレーニングブームで確実にジムに行く人やジムの会員は増えていっている。確かに人生百年時代といわれている昨今は健康でいかに長生きするかっていうのは大事だし、女が求めるなら体を鍛え上げるのもアリだ。
でもそれってよくよく考えたらジムじゃなくてもよくないか?
というわけで、今回はジムという存在がいかに万人向けなものではなくニッチな人間向けかという事について解説していく。
目次
ジムに行くのは時間の無駄
これを読んでいる読者は一週間に何回ジムに行くだろうか。こちらのデータによると
70パーセント以上の人が週に2回以下ジムに行くらしい。一週間にジムに行く回数を2回として、ジムに費やす時間を3時間とすると
3×2×52=312
つまり、312時間もの時間を1年間でジムに費やすこととなる。
これを自宅でのトレーニングに変更する。
自宅でのトレーニングなら服の用意もいらないし、移動もしないし、それに伴う身だしなみを整える必要もない。終わったらすぐに風呂にはいれるし、プロテインをわざわざ作って持っていく必要もない。ジムにいる以外の時間を1時間だとすると、これにより1年間で
1×2×52=104
104時間もの時間を削減できる。これはサラリーマンならトレーニングをジムから家トレに変更することによって18日も休日が増えることになる。
これだけ時間が浮けば様々なことをやることが出来る、最初にも言ったが人生は時間だ。そんな大切な時間をジムに行く準備なんて糞の役にも立たず、ワクワクしない時間に使っている暇はない。もっとワクワクする有意義なものに使うべきだ。
ジムに行くのはお金の無駄
これを読んでいる人はジムに一ヶ月あたりどれくらいの額を支出しているだろうか。筆者は昔、大阪市の中央体育館の公営ジムに通っていたのだが、そこで大体月6000円くらいだった。
公営ジムなので、最近流行りの24時間営業の会員制のジムに比べたら安いはずだ。それでも月6000円もする。12ヶ月で72000円である。もし健康のためにジムに行っているなら今すぐやめるべきだ。
なぜなら、健康のために行くのならほぼ一生涯ジムに通い続けなければならないからだ。ダイエットといった一時的な利用ならまだしも、10年その生活を送ると100万弱かかってしまう。
それなら家でトレーニングして健康的な生活を送るほうが金銭的なコスト的にも時間的なコスト的にも有意義なのは間違いない。
ジムに行くことが無駄な人
こちらのデータを参考に、割合の多い順にジムに行くことが無駄な人をあげていく。
運動不足解消のため
実に76.4%もの人が運動不足の解消のためにジムを利用している。運動不足になりがちな人と言えば部活動をやっている学生というよりもデスクワークなどのサラリーマンだろう。
そういう人こそ時間をもっと有意義に使うべきだ。毎日8時間労働、若しくは何時間も残業しているかも知れない。それだけ時間がないのにわざわざジムに出向いて年休を自分から18日も減らす必要はない。
運動不足を解消するくらいならジムにあるフリーウェイトといった高度な設備は必要なく。有酸素運動なら公園でも走ればよいし、筋トレなら家でダンベルなり腹筋ローラーでもしたほうがよっぽど有意義だ。
つまり、76.4%の人間はわざわざジムに通う必要性はない。
健康の維持・回復のため
健康の維持というのは、ジムに行くことによって健康寿命を延ばそうとしている人のことだろう。確かに、要介護になる理由として骨折転倒は毎年のようにランクインしている。(出典:厚生労働省国民生活基礎調査)
そのほかにもトレーニングが健康と関連していることは様々な研究が示している。
しかしそれは膨大なお金と時間をかけてまでしなければならないことなのか。いや、そうじゃない(反語)
足を鍛えたいなら家でダンベルスクワットでもすればいいし、腕を鍛えたいなら家でダンベルカールでもすれば良い。
結局ジムでやる必然性はまったくない。
金と時間の明らかな無駄。
気分転換・ストレスの解消になるから
気分転換やストレスの解消でジムに行く人がいる。確かにジムという場所は会社のオフィスなどとは全く違うし、運動することによって気分転換やストレスの解消にもなるだろう。
でも、フィットネスで気分転換やストレス解消になるならばそれは家でも同じことが言えるし、やはり膨大なお金や時間をかけてまでジムに行く必要はない。
もちろん、ジムにいること自体がストレス解消になる場合はその限りではないが、ジムという空間がストレス解消になる人は少数だろう。
それ以外のコストがかからないストレス解消法を見つけたほうが良い。
ダイエット・メタボリックシンドローム対策
40%あまりの人がダイエットやメタボ対策にジムを利用している。確かに基礎代謝をトレーニングによって上げることによって痩せることは理にかなっている。
しかし、家トレでも十分痩せることはできるしコストも圧倒的に少ない。
食事制限などの情報はすべてネットで得れば良いし、普通のジムではネット以上の栄養学の情報は出てこないだろう。
やはり無駄。
ジムに行くメリットがある人
ここまでジムに行くデメリットばかり紹介してきたわけだが、別に俺はジムが嫌いなわけでは無い。実際昔は通ってたし、器具も家とは比較にならないくらい素晴らしい。
しかし、費用対効果を考えた時にメリットを上回る人はニッチな人間になるという事が現実だ。
という事で、ここからはジムに行くメリットがある人について解説していく。
体を鍛えるため
実40%弱の人が体を鍛えるためにジムを利用していると答えている。ジムが家トレと違う最大の点はフリーウェイトがあるかないかだ。フリーウェイトがあれば筋肥大はしやすく、見せる筋肉やとにかく筋肉を大きくするのが目的ならっ手取り早い。
こういう人はジムに通ったほうが良い。
しかし、巷で一番女受けが良いといわれる細マッチョと呼ばれる人間になりたいのなら話は別だ。細マッチョになるくらいなら自重もしくはダンベルのような簡素な器具だけでなることが出来る。だからわざわざ膨大な金と時間をかけてまでジムに行く必要はない。
一人では運動が続かないから
トレーニングはしんどいから一人ではなかなか続かないという事は誰もが考える事だろう。
確かに、ジムに高い会費を払って時間もかければ続く可能性は家でやるより格段に上がる。
そういう意味では確かに意味はある。
しかし、トレーニングすることが完全に習慣となったらすぐにジムの会員証にはさみを入れてごみ箱に捨てよう。それによって月に何時間も君の時間が浮くことになるのだから。
ジムは幽霊会員を欲しがっている
こう考えるとほとんどの人はジムに行く必要がないことが分かる。じゃあなぜジムに行くやつが後を絶えないのか。それはジムの宣伝のターゲット層にある。
ジムが一番会員になってほしい人とは誰だろうか。
毎日のようにジムに来る筋骨隆々のマッチョマンだろうか。違う、ジムが本当に欲しがっている会員は来ても週に一回やもしくはほぼ来ない幽霊会員なのだ。
そのほうがジムは混まないし、器具の劣化も少なくなり運営会社としては正にカモがネギをしょってきた状態。
だからジムの宣伝の大半はトレーニングの習慣が根ずいているマッチョ向けというよりはよりライトなユーザになる。
つまりライトユーザーは完全にカモられているって訳だ。
資本主義社会ではどうしても搾取する側か搾取される側になるし、特に頭を使っていなかったり情弱は搾取されやすい。
搾取される側に成り下がるな!
時間もお金も搾取される前に今すぐそのジムの会員証をごみ箱にブン投げよう。
まとめ
結局のところジムに行くメリットのある人とはどんな人なのかを整理する。
ジムに行くメリットがある人
- 本当にマッチョになりたい人
- コミュニケーションの一環など、トレーニング以外の付加価値を感じている人
- モチベーションの維持
たったこれだけである。これ以外でジムに行っている人は搾取されているのですぐにそのジムの会員証を捨てて浮いた金で自分ご褒美を買ってあげよう。
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