”聞き上手は好かれる”一度は耳にしたことがあるこの言葉。実際に聞き上手なあいつはモテるしみんなに好かれてる。
俺は.......
そんな人のために今回は聞き上手になるためのコツをまとめていきたいと思う。
しっかりまとめて行くので是非最後まで見て、実践してみて。実践できた頃にはあなたも聞き上手で好かれる人の仲間入りしてることは間違いない。
聞き上手はなぜ好かれる?
聞き上手は好かれるとは言うものの、実際何故好かれるのでしょう。ここには人に好かれるための重大なヒントが隠されてる。
人は常に自分を見てほしい
人は常に自分を見てほしいっていう欲求がある。これは専門的には自己顕示欲って言うけど、これが非常に強い。
どれだけ強いかはSNSのビジネス規模を見れば分かる。それはSNSが自己顕示欲のみで成り立っているからだ。
今やSNSを全くやっていない人は本物の老人か赤ちゃんくらいだろうし、そのビジネスの規模は日本だけでも数十兆円規模はある。
このレベルまでくるともはや三大欲求に匹敵するレベル。そんな自己顕示欲を満たしてやることが出来れば簡単に人はあなたを好きになる。
話を聞く=自分を見てくれている=好き
ここまで見たら分かると思うけど、話を聞くっていうのは、相手の自己顕示欲を満たすってことなんだ。
あなたが誰かに今日あった出来事の話をするときに自分を見てほしいっていう欲求はないだろうか?
否、全くないならそもそも話をしないはず。つまり、話をするってことは自己顕示欲を満たすための行動だ。
話をする=自己顕示欲を満たす行動
逆に言うと、話を聞くっていう事は相手の自己顕示欲を満たすことにつながる。さっきも言った通り自己顕示欲っていうのは三大欲求に匹敵するほどの欲求だし、それを満たしてくれる人を好きにならないわけがないって訳。
誰でもただで飯をくれる人がいれば好きになるでしょ?それと同じ。だから聞き上手は好かれる。
話を聞くとは相手に真剣になること
彼のアップル創業者スティーブジョブズのこんな名言を知っているだろうか。
美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?? そう思った時点で君の負けだ。 ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。
これは人間関係の核心を突いていると僕は思っている。つまり、相手が本当は何を望んでいるのかという事を本気で見るという事。これが結局は重要だということ。
実際人間関係なんて突き詰めていけばいかに相手の欲求を満たせるかのゲームみたいなものだ。
実際スティーブジョブズの人間の欲求への飽くなき探究心はMacを生み、iPhoneを生みアップルを世界一の企業にした。
つまり何が言いたいかっていうと、聞き上手が好かれるのは自己顕示欲を満たすからっていうのは間違いないんだけど、もっとマクロ的な、大きな視点でみると、相手に対して真剣であるってこと。これに尽きる。
相手に興味を持って真剣になればおのずと好かれる
聞き上手になるための行動
ココからはより実践的な聞き上手になるための行動を羅列していく。ここから見ていくのもいいけど、ここを上の章を見てくれたほうが何故このようなことをするのかという事がスッと頭に入ってくると思うから是非見てから読んでいってほしい。
聞き上手になる方法①"うなずき"
うなずきは確かに無言の動作で地味であるが、うなずき方によって様々なメッセージを発信できる便利なツールだ。そんなうなずきについてここでは解説していく。
良いうなずきは誠実で控えめ
あなたは人と話すとき。こんなうなずきを見たことはないだろうか。
自分が話しているときに、一字一句に対して"はい、はい”とうなずき首を振る。
本人は誠実に話を聞いているつもりなのかもしれないが、見ててうるさいし、聞いててだんだん耳障りになってくる。ほとんどの人は不快な印象を受けるだろう。
これは完全に"話を聞いてますよ"のうなずきではなく、”話を聞いてやってる”のうなずきだ。
僕はこれを”話すうなずき”と呼んでいる。
表面的には聞いてるようだけど、うなずきの主張が激しすぎてまるでうなずきが話しているみたいだからだ。
良いうなずきとは誠実で控えめなうなずきなのだ。
具体的に言うと、話が一区切りついた際に、相手の目を見て大きくゆっくりと一回。相手の言葉を飲み込んでいく感じのうなずきだ。
”はい”や”うん”などと言った言葉を入れる場合は”話すうなずき”にならないように細心の注意を払いながら声のトーンを落として相手の話の妨げにならないようにしよう。
うなずきには話をコンパクトにする力がある
最初にうなずきは様々なメッセージを発信できるといったが、まさにこれがそれだ。
例えば、相手の話がよくわからない場合は怪訝そうな顔をしながらうなずいてみよう。相手が"何か分からないことがあるかい?”なんて聞いてくるようになればうなずきマスターだ。
これが出来るようになれば、相手の話が長くてしんどい時や、質問したいときに自由自在に相手の気を害することなく話を中断することが可能だ。相手が聞いてきた時によく私の気持ちが分かりましたね。
なんて相手を上げるの言葉を入れてうまく返すことができれば本当に最強。
この技術は相当難しいが、常にうなずきに気を使っていけばいつかは出来るようになるはず。
聞き上手になる方法②あいずち
聞き上手になるために避けて通れないのがあいずち。相手がしゃべっている間もコミュニケーションを取らないといけないのは前項のうなずきでも話したけど、それをするのに良い武器となるのがあいずちだ。
ただ単にあいずちといってもあいずちの役割は4つある。”受け止める”、”共感”、”まとめる”、”促す”だ。
ココからはこの一つ一つの例とポイントを書いていく
受け止めるあいずち
まず受け止めるあいずちの例を四つほど上げる。
”なるほど”
”たしかに”
”そうですね”
”おっしゃるとおりです”
この四つのあいずちは相手の話していることをしっかり受け止め、”私はあなたを見ていますよ”ということを確認させるものだ。
聞き下手の人はこの受け止めるフレーズを入れずに話を返したり、質問したりする。
これでは聞いているという事をアピールできない。特に、次の会話に相手に対する反論をしようものなら完全に負け戦になってしまう。
会話はキャッチボールだ。せっかちは厳禁!!
まずは相手の言葉を受け止めてそこから自分の言葉を投げ返そう。これが出来れば相手は自分の話をちゃんと聞いてくれると感じて徐々にだが相手から好かれるようになっていく。
<悪い例>
友人「今日の晩、サイゼリヤに行こうか」
ワイ「でも昨日もサイゼやったやん」
<いい例>
トッモ「今日の晩、サイゼリヤに行こうや」
ワイ「ええなー、でも昨日もサイゼやったで」
共感のあいずち
よく恋愛心理学などで女子の悩み事にはアドバイスするより共感してやれ。みたいなことを耳にした人も多いのではないだろうか。
それだけ女子に好かれるには共感が大事になってくる。ということでここでは共感のあいずつの例をあげる。
共感のあいずちは”へ・ほ・は”だ。
つまり、「へぇ~、ほぉ~、はぁ~」となる。
これだけ覚えておけば良い
実際に鏡にむかってやってみよう。
嬉しい話の”へ・ほ・は”
悩み相談の”へ・ほ・は”
噂話の”へ・ほ・は”
やってみるとこのフレーズだけで色々な表情が出来ることが分かると思う。好かれる話し方の記事でも書いた通り、これを表情豊かに(オーバーリアクションに)できれば好かれることは間違いない。
(例)
海外の友人「私、今度結婚することになったんだ」
ワイ「へぇー」(うれしそうに微笑んで)
ナポレオン「約束を守るための最上の手段は約束をしないことだ」
ワイ「はぁ......」(疑問に思っているように)
まとめるあいずち
日常会話や雑談では相手の話をまとめるというのはNGなことが多いことは、好かれる話し方の記事でも話したと思う。簡単に理由を言うと、相手の話を一定の枠に押し込むことによって決めつけられたように感じてしまうから。
でも、仕事やビジネスといった意思疎通の正確性が担保されていないといけない場合には自分の理解があっているかを確認するためにどうしても必要になる。
そこで使える例を紹介する。
「要するに、~ということですね」
「つまり、~ですね」
「~という理解でいいですか」
ビジネスでは日常会話とは異なり、内容が高度になりがちだ。先ほどのようにキャッチボールで例えるなら超遠距離でキャッチボールするようなもの。
相手は難しいことを説明しているから疲れるし、相手が理解できているか不安なまま話しているケースもある。そういう時にはこれらのフレーズが効果的。
要所要所でいったん整理することによってリラックスして話を続けられる空気が作れる。また、共通認識をすり合わせすることによって誤解を防げる。
(例)
部長「禁煙なんて簡単だ、私はもう何度もやっている」
ワイ「つまり愛煙家ってことですね」
促すあいずち
聞き上手になるには呼び水も必要。という事で、会話を呼ぶフレーズがこれらだ。
「それで、どうなったの」
「具体的に、どういうこと?」
「それで、どうしたの?」
これらのフレーズはキャッチボールに例えるなら場所を移動して”こっちに投げて!”というようなもの。
つまり、相手に次はこっちに投げればいいのかと思わせてどんどん話が弾んでいく。
また、促すあいずちは”知りたいオーラ”を醸しだし、自分に関心を持ってくれているという印象を相手に与える事が出来る。
聞き上手になる方法③相手に9割しゃべらせる!"拡張話法”
ここで一回初心に戻って一番大切なことを復習しよう。つまり、なぜ人は聞き上手な人を好きになるかってこと。
自分のことを認めてほしい。そして、自分のことを分かってほしいという欲求がある。
自分のことを分かっている人を好きになる。
この二つによって人は聞き上手が好きになる。
これを逆手にとってうまく使うなら、コミュニケーションを通して相手を認めて相手を分かってあげれば相手は自分のことを好きになってくれる。
つまり、相手に話をさせ続けて相手に自己開示をさせ続ければ自動的にこの人は私のことを分かってくれてると思って勝手に好きになってくれる。
ここで重要になってくるのが相手に一生しゃべり続けさせるテクニック拡張話法だ。
ココからはこの拡張話法について書いていく
拡張話法の概要
拡張話法は相手に一生おしゃべりさせるためのテクニックだが、それには順番がある。
その順番は
感嘆→反復→共感→称賛→質問
この順番通りに説明していく
拡張話法①感嘆
感嘆は相手の話を聞いたときに受ける感銘の表現だ。
(例)
トッモ「昨日の晩はサイゼリヤやってん」
ワイ「そうなんやー!」
こんな感じここで、感嘆のポイントは二つある。
①言葉の後の!?♡に自分の感情をこめる。
こればっかりは文字で説明するのは難しいから自分で試してみてくれ。
もし君がコミュ障なら感嘆×10くらいのイメージでやってみればいい。
②感嘆詞を伸ばすこと
つまり......
そうなんですか→そうなんですかー
え?→えー?
こんな感じに”-”を付けるだけでそこに一気に感情を載せられることが分かると思う。
この感嘆詞を使ったら最後相手の話に一気にスイッチが入る。
拡張話法②反復
反復は相手の言ってきたことをそのままオウム返しすることだ。反復することで相手は次の話に進みやすくなる。
マッマ「昨日ボウリングに行ってきてん」
ワイ「へー、昨日ボウリング言ってきたんや」
海外の友人「最近彼氏とうまくいってなくてネ」
ワイ「そっかー......最近彼氏とうまくいってないんやな」
こんな感じに感嘆と混ぜることでどんどん話を広げられる受け答えになる。
拡張話法③共感
共感はそのまんま相手の感情に寄り添った表現を使ってあいずちを打ちます。
「へぇーそれは大変やな」
「わかるわ」
「はぁーつらかったね」
相手と同じ表情をしながら時に激しく時に静かに言う
拡張話法④称賛
次に、どんどん相手をほめていこう。
「すごい!」
「かっこいい!」
「素敵♡」
ここでも感嘆詞は10倍くらいのイメージでやっていく。こうすれば相手は気分が良くなってどんどん話をしてくれる。
拡張話法⑤質問
相手を話の中心にするためにどんどん聞いていく
「それで、それで?」
「それからどうなったん?」
「もっと聞かせて?」
「今は大丈夫?辛くない?」
良いタイミングで質問を入れることをできれば相手の話がどんどん加速していく。そして無理なく自然に話を展開できる。
ここで、もう一度確認だが、拡張話法を使う目的は相手の話を引き出すこと。
このテクニックを上手に使うことが出来れば相手はどんどん話をしてくれ、最終的には
話を聞いてくれる→自分を見てくれる→また会いたい、好き
となる。
聞き上手になる方法⑤ジェスチャーを見逃さない
君は話していて自然とジェスチャーが混じることはないだろうか。そのジェスチャーをする部分っていうのは話の核心の所ではないだろうか。
間違いなくそうだ。
人は知らず知らずのうちに話の大事なところを分かってもらおうとして身振り手振りが出てしまうものだ。
つまり、ジェスチャーは会話のサビ
サビが分かったからなんなんですか、って話だけど、サビ分かればそこを集中して聞いてみると良い。
もし質問できるポイントがあれば、質問するポイントとしてそこまで最良のポイントはない
是非そこを中心に拡張話法のテクニックなどを使って話を広げてほしい。感覚的にそこから話をこじ開けると10割増しで話が広がっていくから。
まとめ
ここまで見てきてどうだっただろうか。あまり聞き方などを気にしなかった人には新鮮に映ったかもしれない。
しかし、聞き上手な人は実際にこういうことを無意識にできる。
始めてする人にはなかなか難しいかもしれない。
でも、人生で今が一番若いし今が一番体力がある。今変われなきゃ一生変われない。そういうものだ。
だからこの中に書いてある一つでもいいから地道に実践していくことをおススメする。
人生の問題の大半は人間関係にあるとアドラーは言ったけど、逆に言えばここに書いてあることを実践できれば人に好かれて人生の問題の大半を解決するんだ。
聞き上手になるための本ランキング
ここからは、俺が実際に読んで、実践して効果があった良書を紹介していく。
この本を読めば確実に聞き上手になれるので是非読んで実践してみてほしい。
3位 察しない男説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
この本は聞き上手になるための本とは言えないものの、女性独特の考え方や、男性独特の考え方を知ることが出来るので、聞き上手になる前提知識として知っておくと便利。
2位 話し方で損する人得する人
この本は話し方で損している人や得している人の実例が載っている。非常に具体性が高く、再現性が高いので即実践できるのが良いところ。他の本は理論やロジックに文章を割いていることが多い中、この本は本当にすっきりしている。そういう意味では読みやすく実践しやすい良書。一応話し方と署名には入っているが、実際は聞き方についての方が多いくらいのページ数を割いてくれている。
話し上手=聞き上手なので当たり前
話し方で損する人得する人 /ディスカヴァ-・トゥエンティワン/五百田達成
1位 3秒で心をつかみ10分で信頼させる 聞き方・話し方
この本は本当におすすめ
この本は日本テレビのnews everyに解説委員などで活躍されてる小西美穂さんが書いてるんだけど、日テレの解説委員だけあって話を聞くことが滅茶苦茶多い。しかも話を聞く相手は総理大臣といった滅茶苦茶偉い人。そんな小西さんがまとめた本なので、滅茶苦茶役に立つ。自分の中でブレイクスルーが起きた本。
とにかく読んでみて損はないから是非読んでみてほしい。
ちなみに、この中の本はKindle Unlimitedっていう電子書籍のサブスクサービスでも読める。それを使えば買わなくても読めちゃうのでおすすめ
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