悪口はジャンクフードだ。その一瞬だけは確かに気持ちいいかもしれないが、長期的に観たら人間関係や自分の意識自体にに修復不可能な害をもたらす。本当にたまにするには良いのかもしれないが、習慣になっている人は今すぐやめよう。
悪口をやめたい。やめたいのに、イライラした時やふとした時につい言ってしまう。そんなあなたにその対処法を紹介する。なにを隠そう俺も昔は悪口ばかり言う人間だった。
しかし、ここから紹介することを通して今ではほとんど悪口や陰口を言わなくなった。といっても、完全になくなったわけでは無いが、ほぼ無くなったといっても差し支えないくらいには減った。
だからこれまで俺が悪口や陰口を自分の中で消し去るためのマインドや行動などをここに書いていく。ここに書いてあることを実践すればあなたも悪口を言わない人間になれるはずだ。
目次
悪口陰口をやめたい人がやめる方法
それではここからは、実際に悪口陰口をやめたい人がやめる方法を紹介していく。どれも実践的な方法ばかりで、実際に俺が考えて実践していたことなので是非活用していってほしい。
自己肯定感を向上させる
人が悪口を言う理由は色々あるが、多くのパターンで悪口を言っている相手に嫉妬しているパターンがある。これを見ているあなたは、もしかしたらそれを認めたくないかもしれない。
でもここでは純粋に自分の気持ちを観察してくれ。純粋に観察してあげれば嫉妬で悪口を言っていることがあることが分かるはずだ。
例えば、かわいい女子の後輩が男にチヤホヤされているのを見て「私かわいいでしょアピールしんどいわ」みたいなことを言うパターン。
こういうもの十中八九嫉妬だ。なぜならその後輩がチヤホヤされることによる実害はないからだ。自分に実害がないのに悪口を言ってしまうパターンはほぼ確実に嫉妬。
だから、根本的に嫉妬をするということ自体をやめないとこの問題は解決しない。
そして、嫉妬をしないようにする一番簡単な方法は自己肯定感を向上させることだ。しかし、自己肯定感を向上させるのは容易ではない。なぜかというと、自己肯定感は自分の環境に強く依存していて完全に脳に刷り込まれているからだ。
自己肯定感の向上に関することは別の記事をあげているので、そこを参照してほしい。基本的に自己肯定感さえ向上させれば半分以上の悪口や陰口は消えて、言わないようになる。
-
自己肯定感を一瞬で高める方法【即実践できる】
このページを開いたということは、あなたは今自分の生活が何となくうまくいってなかったり、何かしらわだかまりを感じているのかもしれない。そしてそれは自己肯定感の低下 ...
続きを見る
悪口は生産性がないと知る
はっきり言うと、悪口というものは生産性が全くない。これを知ることが大切だ。
ここで言う知るという事はただ単に知っているというだけではなく、悪口を言っている自分をメタ認知することが重要だ。メタ認知とは、自分自身の行動や思考などを客観的に観ることだ。客観的に観ることが出来れば、悪口を言わないようになる。しかし、こういうと抽象的で分かりにくいかもしれないから具体例を出すと......
「あいつの声って気持ち悪いよな」
(いま私、嫉妬で悪口を言ってしまった。しかもこの悪口を言った所でなにか変わるわけでもない全く生産性のないことだ)
これがメタ認知。つまり、自分の感情を完全に分析して、感情を理性に落とし込むことを言う。これが出来れば、感情という本来コントロールしにくいものをどんどんコントロールできるようになる。
これが上手くできれば生産性がないと脳に刷り込まれるので、最終的に悪口をいわなくなる。
ちなみに、メタ認知は感情をコントロールするのに非常に有効な手段なので、怒らない方法にも応用出来る。悪口を言う人はある意味で感情をコントロールするのが苦手な人なので、怒りっぽい人が多い。
だから、もし自分が怒りっぽい人だと思うのならば、下記の記事を読んでみることもオススメする。
-
【脳科学】怒らない方法、習慣、コツ【怒らない脳】
人生において一番無駄な時間は怒っている時間だ。 だって怒っている時間は生産性がないどころか周りとの関係に軋轢を生んで将来的な生産性を下げる危険性だっ ...
続きを見る
悪口に脳が洗脳されることを知る
実は悪口は相手に言っているようで自分に言っているのと同じことなのだ。よく馬鹿っていうほうが馬鹿なんて小さい子どもはよく言うけど、あれはあながち間違っていない。その理由は以下に説明する。
人間の意識というものは95%くらいが無意識だといわれている。だから、人間の表層に出てくる意識というものは無意識に非常に強い影響を受けている。
だから、自分がどんどん悪口を言ってしまうのも、言ってしまえば無意識のせいなのだ。そして、その無意識には興味深い性質がある。
無意識には以下の性質がある。あくまでもこの記事において関連のある性質なので、すべてではないということは分かっていてほしい。
- 無意識は思ったことや言葉を実現しようとする
- 無意識は善悪の区別がつかない
- 無意識は人称の区別がつかない
この性質を考えると、悪口に脳が洗脳されていく過程が分かると思う。あなたが悪口を言った時、無意識は人称の区別がつかない。つまり、自分に言われているか他の人に言われているかの区別がつかなく、自分に言われていると感じる。
そして、自分に悪口を言われていると感じるので、どんどん自己肯定感が下がっていく。その結果嫉妬で悪口をいうようになる。
つまり、人は悪口を言うと悪口を言う人になってしまう(小泉構文)
では、どうすれば良いか。それは悪口をやめる他ないのだ。逆説的だが、悪口をやめるには悪口をやめるしかない。とにかく意識して悪口をやめるのだ。
一旦悪口の負の連鎖が止まれば、悪口の習慣はどんどんなくなっていく。もちろん、最初は非常に厳しいと思うが、それは頑張るしかない。ただ、悪口をやめて自己肯定感をあげていけばいつかは悪口を言わないようになる日が来るはずだ。
このように実は悪口と自己肯定感には深いつながりがある。
-
自己肯定感を一瞬で高める方法【即実践できる】
このページを開いたということは、あなたは今自分の生活が何となくうまくいってなかったり、何かしらわだかまりを感じているのかもしれない。そしてそれは自己肯定感の低下 ...
続きを見る
相手の良いところを見つける
悪口を言わないために大事なことは、常に相手の良いところを見つけるという事だ。相手の良いところを見つけることが出来れば、相手に対してポジティブになれる。
また、無意識は人称を区別できないので、相手の良いところを自分の良いところと勘違いしてくれる。そして、自己肯定感が爆上がりするので、どんどん悪口を言わない人間になっていく。
他にも、相手の良いところを見つけるという普段使わない脳の回路を使うことによって、怒りを抑えるという効果もある。悪口は、怒りがその引き金となることも多いので、どちらの対策も出来て一石二鳥だ。
-
【脳科学】怒らない方法、習慣、コツ【怒らない脳】
人生において一番無駄な時間は怒っている時間だ。 だって怒っている時間は生産性がないどころか周りとの関係に軋轢を生んで将来的な生産性を下げる危険性だっ ...
続きを見る
悪口を言いそうになったら一旦席を立つ
悪口を言いそうになったら一旦席を立ってみるというのも一つの手だ。悪口を言う時は基本的に興奮していることが多い。実際リラックスしながら悪口を言ううことはあまりないだろう。
人間には自律神経があり、自律神経は交感神経と副交感神経がある。興奮しているときは交感神経が優位で、リラックスするためには副交感神経が優位になるようにすれば良い。
そして、副交感神経を優位にするには軽く体を動かすことが効果的だ。また、物理的に席を離れることによって、悪口を言う相手もいなくなり一旦思考を整理することも出来る。
このダブルパンチにより、咄嗟の悪口は何とか防ぐことが出来るだろう。悪口を言わない人間になれば悪口を言わない人間になるのだ!
悪口を言う人を周りから減らす
類は友を呼ぶという言葉にもあるように、悪口を言う人の周りには悪口を言う人が集まってくるものだ。また、無意識は人称の区別がつかないから他人の悪口を言っていても、自分に言われたと感じてしまう。
これでは、いくら自分が悪口を言わずに自己肯定感爆上げしていても周りがそうなんじゃどうにもならない。だから、周りから減らすことが大事だ。
もちろん、そう簡単に減らせないことは分かっている。悪口をよく言う人の本当に仲の良い友人っていうのは十中八九悪口を言うのが大好きな人だからだ。
だが、別にその友達と絶交しろというわけでは無い。その人の悪口を減らすつもりで友人をするのだ。相手が悪口を言ったら良いところを返すとか、その場を離れて違う話題に変えるとか。
とにかく相手が悪口を言えない環境に持っていく。そうしたら相手の悪口も自然と減っていくだろう。それでもし信頼関係が壊れるようならそれまでの関係という事だろう。
悪口を言い合うだけの関係性みたいな待ったく持って生産性のない人間関係を持っている限りあなたは悪口を言う人間からは卒業できない。
でも、仲の良い友人はなんだかんだで自分が悪口を拒否してもついてきてくれるものだ。もちろん、これは自分の実体験ではあるから、普遍的ではないかもしれないが。
まとめ
ここまでのことをまとめると、悪口を言わない人になるには
- 自己肯定感を向上させる
- 悪口に生産性がないという事を知る
- 悪口に脳が洗脳されることを知る
- 相手の良いところを見つける
- 悪口を言いそうになったら一旦席を立つ
- 悪口を言う人を周りから減らす
これだけのことを意識してやることが出来れば、悪口を言わないようになるだろう。もしかしたら、初めての人には多くて非常に難しいと感じるかもしれないので、最初は自己肯定感を向上させることから始めるのをおすすめする。
-
自己肯定感を一瞬で高める方法【即実践できる】
このページを開いたということは、あなたは今自分の生活が何となくうまくいってなかったり、何かしらわだかまりを感じているのかもしれない。そしてそれは自己肯定感の低下 ...
続きを見る
こんな感じでこのブログでは人間関係や賢く生きることをテーマに情報を発信しています。よかったらブックマークしてね!
くだらないことつぶやいてるTwitterは↓